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食材の色と養生法

私もたまにレストランには出かけることがあるのですが、そこでも養生法を実践するチャンスがいくらでもあります。

 

例えば「食材の色」はその色に関係する「五臓のエネルギー」を豊富に持ち補充してくれます。

 

栄養素(タンパク質や、炭水化物、脂肪、ミネラル、ビタミンなど)を考えてメニューから選ぶことはもちろん重要ですが、それとはまったく別の考え方として、目には見えない食材の持つ「エネルギー」を考えてメニューを選ぶこともとても重要なのです。

 

栄養素をまんべんなく摂ることで健康な状態を維持することが可能だと考えている人も多いと思いますが、世界には、芋しか食べない人種、動物でも草しか食べない草食動物、肉しか食べない肉食動物がいますが、みな健康な状態を維持しています。

一方、現代人の中には毎日きちんとバランスの良い食事をしているのに病気になってしまう人がたくさんいます。その理由は栄養素だけでは説明のつかない、食材に存在するエネルギー成分を十分に理解しておらず、それをバランスよくは取り入れていないからです。

 

私たちがまんべんなく五臓にエネルギーを補充するためには、食材の五色の色が均等に揃っているお料理を選ぶことも重要なのです。

 

五臓の五色とは、、白、黒」で、それぞれが、肺、腎」に対応しています。


例えば「肝」に問題がある場合、例えば「のぼせがある」、「頭痛」、「足がつる」といった物理的な症状だけでなく、精神的な症状として「イライラする」などの症状が出ている場合は「青い食材」(といっても実際は緑の食材つまり「葉物野菜(レタス、セロリ、ネギ、ニラ)が入ったお料理」を積極的に食べるとよいです。(個々の調理法のついては別のブログで解説いたします)

 

「心」に問題がある場合は例えば「不整脈」「動悸」といった物理的な心臓の症状や「異常に汗をかく」といった全身の症状だけでなく、「精神の不安定」といった、病院ではなかなか治すことが難しい状態の場合は

 

「赤い食べ物(パプリカ、人参、トマト)が入ったお料理」を食べるとよいです。

 

また、日本人にとても多い「脾」「胃」の状態が悪い状態、例えば「胃がむかむかする」、「膨満感がある」、「体がいつもだる重い」といった物理的な症状だけでなく、「同じことで悩み続ける」、「解決しないことをくよくよ考え込む」といった精神の症状がある場合は

 

「黄色い食材(サツマイモ、山葯)、さつまいも」がおすすめです。また色は必ずしも黄色ではありませんが、「山査子」はとても「胃と脾」にとてもよい食材です。

最近では「カルディ」や、「成城石井」などでも乾燥デザートとして売られています。ちょっと胃の調子が悪いなと感じたときはつまむために、買い置きしておくのもよいと思います。ただ、これらのデザートには砂糖が大量に入っているので食べすぎには注意が必要です。

 

「肺」に問題がある場合、「風邪をひきやすい」、「喘息」あるいは皮膚に現れる「アトピー性皮膚炎」「湿疹」などができやすくなります。

また以外にも「肺」「大腸」は裏表の関係で関係が深いので、「皮膚の症状」とあわせて「便秘」「下痢」の症状が出ることもあります。こんな時は

 

「白い食材(大根、カブ、なし)」などがおすすめです。ナシは8つほどの切り分けて、氷砂糖を入れてじっくり蒸して食べると、「肺を潤し」、様々な症状を緩和してくれます。

 

最後に「腎」に問題がある場合、「体力がなくなった」、「白髪が多くなった」、「腰が痛い」、「身体がいつも寒く冷たい」といった肉体の症状だけでなく、「異常に恐がる」、「驚きやすく常におびえている」といった精神の症状まで現れます。

 

こんな時は、医療気功のような治療も必要ですが、

食養生として「黒い食材(黒きくらげ、黒ゴマ、黒砂糖、ゴボウ、ナス」を摂ることがおすすめです。

おやつとして食べやすいものとして「黒糖くるみ」があり、腎の弱った体にはにとても良い組み合わせのおやつです。詳しい作り方は、またの機会にブログで紹介させていただきます。

 

東洋医学の考え方である、五臓を養うための食養生はすぐにわかりにくいところもありますが、色や味、といった五色体表にある基本とひとつずつ押さえてゆくと、自分にはどんな食べ物が必要なのかだんだんわかってくると思います。